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鳥獣戯画のほかにもある日本の素晴らしいストーリー巻物

戯画ねこ

すべて平安時代末期の作、すべて国宝

この国には「日本四大絵巻」と言われる絵巻物が存在します。

「鳥獣人物戯画」「源氏物語絵巻」「信貴山縁起」「伴大納言絵詞」がそれですが、ここでは鳥獣人物戯画以外について、その概略と絵の一部分をご紹介します。

源氏物語絵巻(げんじものがたりえまき)

源氏物語を題材にした絵巻物で、平安時代末期の作。この「源氏物語絵巻」と称される絵巻は複数存在するが、国宝として認められているのは、通称「隆能源氏」(たかよしげんじ)と呼ばれているものである。

また現在は時代に伴う諸事情により、ひとつの絵巻としてではなく各部分が別々に存在し、それぞれが国宝に指定されているといった状況にある。

春三月、碁を打つ大君、中の君姉妹
春三月、碁を打つ姉妹
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月見の宴に招かれる源氏の君(中央背中が源氏の君)
月見の宴に招かれる源氏の君
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信貴山縁起(しぎさんえんぎ)

信貴山縁起、これも平安時代末期の絵巻物。山崎長者の巻、延喜加持の巻、尼公の巻の3巻からなる。

人々の表情が豊かで躍動感があり、鳥獣戯画と同様に日本のマンガのルーツと言っていも良いのではないか、との見方もあるほどだ。ストーリーも奇想天外な部分が多く楽しめる場面が多い。

空を飛ぶ米俵と驚く鹿たち
空を飛ぶ米俵と驚く鹿たち
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こちらは鉢に乗った倉が飛ぶ
こちらは鉢に乗った倉が飛ぶ
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伴大納言絵詞(ばんだいなごんえことば)

応天門の変を題材にした平安時代末期の絵巻物。上、中、下巻の三巻からなる。

応天門の変とは、866年に起こった事件で、政治がらみの対立の末、応天門が放火されるというものだ。人々の表情と炎の描写が優れている。また、この時代の建物や貴族、民衆の様子は資料的な価値も非常に高い。

炎上する応天門
炎上する応天門
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朱雀門内の群集
朱雀門内の群集
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